2012年1月22日 (日)

普茶料理

江戸の初期に中国の高僧、隠元禅師が黄檗宗と一緒に禅院の精進料理を持ってきました。

普茶料理といい、普く多くの人にお茶を差し上げるという意味がある。

お寺の行事の打ち合わせなどの会合の時に、茶礼という儀式をした後に出る精進料理を普茶というのだそです。

先日、万福寺に行って白雲庵で普茶料理をいただいてきました。

扁額は隠元禅師の筆跡。

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入って右手に自悦堂という酒樽で作られた茶室がある。 Rimg0531_r_2

白雲庵は元、万福寺の塔頭で開山自悦禅師の木造が安置されている

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座ると先ずスメという蘭茶が出た。

マフというゴマ豆腐で精進料理にはつきもので 上に乗っている赤い実はざくろ。

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本来は一座に4名なので大皿には倍の料理が盛られる。

ウンペンは吉野煮だが写真のピントが合わなかったので映像はなし。 葛でとろみをつけてあった。

ロンパンという盛り合わせは、ごぼうが門松にしてあった。 梅は程よく甘く煮てある。

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采煮の盛り合わせでシュンカンという。 かば焼きに見せてあるウナギもどきもあり、食べてみると不思議にウナギを食べている気分になる・・。

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味付け天ぷらでユジというもの。アツアツでヘルシー

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そのあとソジュウという汁とエンサイという香の物が出る。

ご飯はヒンタンと言いおひつに入った季節のもの、ふりかけみたいに混ぜてあるものは抹茶にする前の碾茶だった。

茶壺に詰めてもらった碾茶を石臼で挽ききれないときはこのようにして使おうと思った。

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もどき料理で赤いこんにゃくを刺身や肉のように使い、素朴で淡白な味付けなのに色彩の美しさと盛り方でとても華やかで豪華だった。

すべておいしくいただきました。

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2012年1月 9日 (月)

清浄歓喜団

2年前の茶道検定の時に唐菓子を学んだ。

八種の唐菓子は梅枝(ばいし)、桃枝(とうし)、餲餬(かっこ)、桂心(けいしん)、黏臍(でんせい)、饆饠(ひちら)、鎚子(ついし)、団喜(だんき)といって、もち米や大豆、小豆などで作られたもので遣唐使が中国から仏教と一緒に持ってきたそうです。

この「お団」と言われる「清浄歓喜団」はその中の団喜なのでしょうか。Rimg0020_r

日本に伝来してきたとき、その時代の人たちの驚きようが想像されますが、当然一般庶民は見ることも口にすることもなかったでしょう。

清浄歓喜団という名前の由来は真言密教の歓喜天のお供えで、この神様はインドの象の神様(ガネーシャ)ということです。

それにしても巾着のような縄文土器のようなユニークなこの形、上の部分の丸めてある形は八葉の蓮華をあらわしているとか・・。

もとは寺院でお供え用として作られていたそうで、京都の和菓子屋さんが比叡山の阿闍梨から伝授していただいたそうです。

今も精進潔斎して1日と15日に作っています。

白檀(ビャクダン)、肉桂(ニッキ)、龍脳(リュウノウ)などいろいろな香りが入ったものを小麦粉で包み、ごま油で揚げてあるので、とても固い。

神仏は香りのものを好み、お浄めにもなるということを考えると、餡の中にこのようなものを練りこんであることがわかります。

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箱の題字は第253世の天台座主の山田恵諦師のもの。

なにからなにまでありがたい歴史的なお菓子です。

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2011年4月22日 (金)

けんどん

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花月のお稽古で淡々斎好みの八千代棚を使い五事式をやった。

後座では且座でするか仙遊でするかで茶入れの荘りかたの違いや、最後に棗を中棚に入れてからでないと蓋が閉められないことなどもあり変化があって面白い。

棚の蓋がけんどん蓋になっていて、けんどんという字はどういう漢字かということになり、あとで調べてみた。 それにけんどんの由来は?・・・

「倹飩」「慳貧」という字で倹飩のほうが興味深くてわかりやすかった。

倹飩とは倹約饂飩(うどん)のこと。 江戸時代、うどんやそば切りなどを一杯ずつ売るきわめて無愛想な店、とある。 

うどんなどを食べさせる店を「けんどんや」というと辞書には載っていて、運ぶ箱をけんどん箱と言い、出前箱のこと。

そのうどんなどを運ぶ箱(岡持ち)の側面が蓋になっていて、現代はステンレス製でラーメンなどの出前に使われている。 けんどん箱は出し入れしやすいように側面の蓋を上下にスライドさせる。

ちなみに「岡持ち」の語源は、「岡」という字は小処(おか)で傍らという意味があり、傍らに下げて持つ、とのこと。

歌舞伎役者の衣装や小物などを入れる木製の手つきの箱は蓋がなくタイプは違うが、やはり岡持ちと呼ぶ。

数寄屋の建築にもけんどんが使われている場所もあり、琵琶棚の地袋とか水屋の棚の下などはそのようになっている。

岡持ちと建築のけんどん蓋は開け方は上に引き上げるか、前に外すかの違いはあるが両方ともけんどん蓋という。

建築の歴史では古いタイプの建具で、引き戸やドア式のものより原始的なものらしい。

そして、指が入る大きさの穴があいていて、開閉は前に外すためにそこに指を入れて引く。

昔の人の生活の知恵がこういうところにもある。

数寄屋の建築は茶室も含め、随所に生活していく中での工夫が見える。

茶室を見学するときは全景や間取りを見るだけでなく、小さな建具や様式まで鑑賞できるようになりたいものです。

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2011年2月23日 (水)

ご宸翰

先日、お稽古の時に床の掛物の話になり、天皇のご宸翰のこととなった。

「宸翰の字は?」と聞かれ、いきなりだったので出てこなかった。 「あめかんむりだったかしら?・・・いや、違う・・」

そのあと時間のある時に調べてみた。 「宸」・・天子のことに関する語の上に添える字。

「翰」はふで・ふみの意味がある、ということで宸翰は天皇の書ということでした。

昨日、MOA美術館へ行ったら国宝の「翰墨城」が展示されていた。

これは紙と筆の城という意味で「古筆切」も多くある。

表側は天皇の書で「大聖武」から始まり、裏は平安時代からの古筆なのだが、今回は裏側になっていた。

伝紀貫之の「高野切」もいくつか貼られていた。 これは日本最古の仮名で書いている古今和歌集の写本を切ったもので一番興味があった。

小さな疑問からいろいろなことがわかって面白い・・・だからお茶って楽しいのかもしれない。

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2011年1月10日 (月)

初釜

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昨日、お稽古に先駆けて顔合わせの初釜をやりました。

親睦を兼ねているので、この日は全員リラックスで楽しい時間を過ごします。

恒例の「利休百首のかるたとり」は景品がつくので、みんな力が入りました。 暮れの忙しい合間をぬって練習した人たちは、やはり、成果が見られます。

毎年やっていると、いつの間にか覚えられるので積み重ねって大事ですね。

さあ、水曜日からのお稽古は厳しくいきましょう!

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2011年1月 4日 (火)

行ってみたかった慈光院

昨年の暮れ、奈良に行ったときに片桐石州の慈光院に立ち寄った。

ここは以前から行ってみたかった茶室で、開山は玉舟宗璠。 お茶のほうでも知られている江戸初期の大徳寺の僧で宗旦とも深い交流があった。

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家康の命令で取り壊されてしまった楼門を移築して当院の山門にした。 二層の屋根は藁葺で趣がある。

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石州の代表的な茶室「高林庵」は二畳台目で亭主床、二畳の相伴席がついている。

客畳と相伴席を合わせると、とても使いやすい広さになる。

石州様はよく考えて作ったなーと感心する。 貴人口がないので貴人様はズカズカと相伴席から入ったのでしょうか?

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ほぼまっすぐの中柱の上の部分が大きく曲がっている。 好みでこのような柱を使ったのかなあ、と思っていたが、主の話では好みだけではなく竿縁を外しているんだよ、とのこと。 

なーるほど・・・すごいなー、昔の人って・・・ ただただ感心するばかり。

ちなみにこの柱は後から調べたらクヌギでした。

また、竿縁が床指しになっているのもこの席の特色です。

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借景をうまく使っている。

現在は遠くに建造物が見えるが、その頃はもっと遠くまで見えたことでしょう。

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利休のころの深山幽谷をおもわせる露地ではなく、きれいに刈り込んださつきや松で整えられている庭園だ。 大名茶はこういうところでも違いがわかって面白い。

中でも数十種類の木を寄せ植えにしたこの大きな刈り込みはみごとでした。

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庭にいくつかの蹲があったが、どれも重要文化財だった。

中でも「角ばらず」の銘がついた面を取った蹲が印象的。

何事も角ばらずの気持ちで生きていければ楽に生きていけそうな気がする・・・

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こちらの住職に話を聞くことができた。

石州が人をもてなすためにこの土地に露地、茶席を造り、それがそのまま残っている。

移築ではなく、その時代のものがその場所に現存しているのはほかに類を見ないという。

景勝地の高台にたたずみ構想を練り上げて造ったと思うと、人をもてなそうとする石州の茶の湯に対する思いが感じられる。

夕暮れ時の大和郡山の町を歩きながら、おもてなしの心を熱く熱く語ってくださった若い住職の話を思い返してみた。

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2011年1月 2日 (日)

明けましておめでとうございます

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明けましておめでとうございます。

長いこと更新ができませんでしたが、心機一転、今年は少し頑張ってみることにしました。

毎日が忙しいことには変わりありませんが、時間を作り書いていきます。 よろしく!

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2009年10月15日 (木)

茶花3種

今日はちょっと変わった実をご紹介します。

これもいただきもの・・

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2009年10月 8日 (木)

茶花を覚えよう 8種

すっかりご無沙汰でした。

初心にかえり、茶花を覚えることにしました。

人にいただく花がほとんどですが、せっかく丹精して咲かせた花を切りとって持ってきて下さるのだから、しっかり覚えたいと思いました。

名前がわからないものもあるので、番号をたよりにしています。

もし違っていたらお知らせください。

10-1  テンニンソウ

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10-2  マルバフジバカマ

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10-3 フジウツギ

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10-4  シロバナフジバカマ

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10-5 フジバカマ

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10-6 オクモミジハグマ

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10-7 野菊の仲間?

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10-8 メカルカヤ

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2009年1月 4日 (日)

利休百首かるた

いよいよ今年もお稽古が始まります。 お稽古始めに利休百首かるたをやることになっているので少し読み方の練習を、と思い広げてみました。

最初のほうの歌は研究会でも良く耳にしますが、あとはなかなか詠む機会がないので、覚えるために何年か前にかるたを作ってもらいました。

門前の小僧・・ではないですが、初心者でも何度も言ったり聞いたりしていると覚えてしまうのでは、というのがねらいです。

さあ、今年もがんばりましょう!

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